阪神・金本監督がDeNA采配を“嘲笑” 関係者激怒で遺恨勃発
「勝てば何を言ってもいいのか」
15日の中日戦に大敗した阪神に、DeNAの関係者が怒っている。
矛先は金本監督だ。5-2で勝利した14日のDeNA戦。敵将ラミレス監督が五回無死一、三塁で重盗を仕掛け、一塁走者の倉本が盗塁死する間に、三塁走者の乙坂が生還。一度は同点に追いつかれた。試合後、この場面を振り返った金本監督がこう言ったのだ。
「あれで流れが止まった。2点、3点とられそうな雰囲気だった。ありがとうございました。(1点は)どうぞ、どうぞ。アウトをくれてランナーなしになるなら喜んで」
これがDeNA側に「ラミレス采配をコケにした」と、受け取られているのだ。
阪神OBはこう言う。
「たしかにあの場面、阪神の内野は同点覚悟のゲッツーシフトだった。重盗を仕掛ける意味があったのかは疑問だ。だからといって、相手を挑発するような発言はやめた方がいい。相手チームの論評はしないのが普通。敵をつくらないことに越したことはない」
以下省略
4/16 日刊ゲンダイ
この発言を見たとき、「やな感じ」しかなかったですね。阪神のことであればマスコミに対してコーチ、選手に何を言ってもいいと思いますが、他チームの采配に対してこのような発言をするのは、「余計なお世話」でしかありません。
「あれで流れが止まった。2点、3点とられそうな雰囲気だった。ありがとうございました。(1点は)どうぞ、どうぞ。アウトをくれてランナーなしになるなら喜んで」
悪気はないと思いますが、「ありがとうございました」は相手をバカにしているように受け取られてしまいます。リップサービスだったかもしれませんが、解説者じゃないんですから立場を考えないといけません。
ノムさんの金本監督評価
ノムさんが金本監督を「存在感を出し過ぎる。新人監督にありがちで、前に出過ぎる」と評していますが、まさに今回の発言で確信しました。この発言を受けて、ラミレス監督、DeNA選手、ファンはどんな気持ちになったでしょうか。ただ、野球とはおもしろいもので、この発言後の中日3連戦は3連敗でした。
せっかく、積極的に起用した若手が活躍し、監督としての評価も上がりプロ野球を盛り上げてくれているわけですから、他球団への発言は気を付けましょう。